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オートポリスで今季初優勝!

Tamada@2014 Rd3 R2長いインターバルを経て迎えた2014 PETRONASアジアロードレース選手権シリーズ第3戦。シリーズは戦いの舞台を日本に移し、次の第4戦鈴鹿ラウンドまで日本での連戦となる。

その第3戦は大分県・オートポリスで開催された。オートポリスでの一番の心配点は天候。標高900Mにあるオートポリスは山の天気らしく、濃霧が発生することでも有名。過去にここで開催された2輪4輪のレースでもこの濃霧がスケジュールを大きく狂わせることがあった。レースウィークを迎え、その心配が現実のものになった。

玉田誠にとって、ここオートポリスは第二の地元とも言えるところ。全日本に参戦を始めたころに所属していたTeam高武RSCがすぐ近くにあるからだ。だが、玉田が全日本選手権に参戦していたころは、ここオートポリスでのレースがなく、玉田はほとんど実戦経験がない。唯一ある参戦は、昨年の6月に開催された全日本ロードレース選手権ST600クラスにスポット参戦をした時のみだった。

 

2014 ARRC Rd3初日に予定されていた、フリープラクティス1回目は濃霧で中止。フリープラクティス2はウェットコンディションの中で行われたが、セッション終盤に再度濃霧が発生し、短縮された。この限られた周回数でセッティングを詰めきれるわけでもなかった。そして2日目。午前中開催されたフリープラクティス3回目も雨の中でのセッション。玉田は徐々にウェットでのセッティングは見えて来ていた。

だが、午後に開催された公式予選はレースウィークに入って初のドライセッションとなる。玉田にとって、オートポリスをドライで走ったことがあるのは、昨年参戦した全日本の時のフリー走行1回のみだった。玉田は走り出しはセッティングを確認しながらも、いつ雨が降り出すかわからない状況にタイムも出さなくてはならない厳しい予選だった。それでも玉田は予選順位を9番手まで上げていたが、ここで無情にもコースに小雨が降り出す。玉田も含めた参戦ライダー全員がピットインをして、雨が止むのを待っていた。好運にも小雨はすぐに止み、ウェットコンディションになることなく、玉田は再びコースインをした。玉田はこのピットインのタイミングでリアタイヤをソフトからミディアムに変えていた。そして玉田は、一時2番手まで順位を上げる。
最終的には所属チームの中でトップとなる予選5番手を獲得し、決勝日を迎えることになった。

Tamada@ARRC 2014 Rd3決勝日の朝に開催されたウォームアップセッションはウェットコンディション。レースがドライになった時のセッティングを確認できずに、決勝レース1を迎えた。そして、その決勝レース1はドライでのレースとなった。スタートで順位を落とした玉田は、トップ11台でなるトップグループを形成。玉田はこのグループについて行けるものの、立ち上がりやストレートで離される展開。コーナーで追いつめるが、立ち上がりから次のコーナーでまた離されると言うフラストレーションの溜るレースとなった。フィニッシュまでトップグループの中に留まったが、10位で決勝レース1を終えることとなった。

 

 

Tamada@2014 ARRC Rd3決勝レース1での問題点を解決すべきセッティングで挑んだ玉田。スタートを決めた玉田は3番手で第1コーナーに入る。玉田は序盤で2番手にいた藤原克昭選手(Kawasaki)を抜き2番手に、すぐにまた抜き返され、3番手に落ちるが、藤原選手の真後ろにピタリとついていた。玉田はこの時、藤原選手ではなく、トップにいた小山知良選手(Honda)を見ていた。小山選手が逃げ出せば、藤原選手を抜き、小山選手について行く作戦でいた。これは決勝レース1でのタイヤの持ちを考慮しての、タイヤを温存する作戦だった。

その中で、4番手にいたジャクリット・サワンサワット選手(Honda)が一気に2番手に上がり、藤原選手と玉田がそれぞれひとつずつ順位を落としていた。玉田は藤原選手を抜いて3番手に。トップ2台が競り合う中、虎視眈々トップを狙っていた。そして、隙を見つけると玉田は一気にトップに上がる。そしてそのまま、チェッカーを受け、今季初優勝を達成した。

 

玉田誠
正直、決勝レース1が終わった時点では優勝など考えていませんでした。決勝レース2までに勝負ができるマシンに仕上げてくれたチームに感謝しています。オートポリスで優勝したと言うことは自分にとってもチームにとっても凄く嬉しいことです。この勢いのまま、後半戦も勝ち続けたいと思います。

玉田 誠 2014年アジアロードレース選手権シリーズ第3戦
2014 FIM Petronas Asia Road Racing Championship Round 3

開催地:大分県・オートポリス(4.674km)
開催日/初日:8月15日(金)予選:8月16日(土)決勝:8月17日(日)  
天候/初日:雨時々曇り・ウェット 予選: 曇り・ドライ 決勝1:曇り・ドライ 決勝 2: 晴れ・ドライ
#100 玉田 誠(MUSASHi Boon Siew Honda Racing/HONDA CBR600RR)

<予選> 5番手 1分56秒534
<決勝レース1> 10位 ベストラップ 1分55秒880
<決勝レース2> 1位 ベストラップ 1分55秒740
<ランキング> 3位/66ポイント

photo by Shigeto Kawakami, ARRC

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